2024/06/14 18:52

 三徳包丁と牛刀。家庭で使うのはどっちがいい?

 

多くの人が迷うこの疑問。ずばり包丁の形状を理解して選びましょう。

 

三徳包丁

牛刀

①一般的に刃渡りは牛刀より短い。

①一般的に刃渡りは三徳包丁より長い。

②波線はストレートラインが長い。

②波線はストレートラインが短く、反っている

③刃先は鈍角。

③刃先は鋭角。

④刃幅が広い。

④刃幅が狭い。

 

 二つの包丁の種類には大きく分けると以上の違いがあります。

 

ここから分かることは

三徳包丁のストレートラインが長く刃幅が広い形状は、波線に均等に圧力がかかりやすく、野菜の刻み調理がやりやすいと言うことです。また刃渡りが牛刀と比較して短い三徳包丁は取り回しがしやすく、広さが充分に取れないご家庭のキッチンでは牛刀よりも扱いやすいかもしれません。

 

たいして牛刀は刃渡りが長く、大きめの肉のカットや刺身の引き切りも可能とします。刃幅が狭いことで剥き調理も手を痛めずにやりやすいです。さまざまな調理を効率的にこなせる牛刀はプロの料理人をはじめ、さまざまな調理を楽しむ方々に大変人気があります。プロの仕事場では300㎜を超える牛刀も使われています。しかし、ご家庭用では240㎜までのサイズが取り回しやすさの限界かもしれません。

 

どちらが優れているということを一概に決めることは出来ませんが、簡単な調理しかしないと言うのであれば三徳包丁をお勧めします。

すでに牛刀をご使用しているのであれば、幅広い調理が可能な牛刀を引き続きご購入下さい。三徳包丁では不満に思うかもしれません。


 ただ包丁は本来食材に合わせて、専用の包丁を揃えることが仕事の効率を格段に上げてくれます。野菜を刻むのであれば菜切り包丁を。魚を捌くなら出刃包丁を。刺身を引くなら柳葉包丁を。愛着を持てる包丁を必要な時に揃えてもらえばと思います。

 

包丁選びには形状以外にも刃や柄の素材はなんであるのか、また重さやバランスも大事な要素です。どうぞ商品ページをよくご覧になって、お客様にとっての愛着が持てる最初の1本をご検討ください。